東ハトRECRUITING
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PROJECT02

設備がないから、つくろう。

熟練エンジニア
中堅エンジニア
生産

東ハトのお菓子をつくる設備は
どうやってつくられるの?

東ハトのものづくりといえばお菓子を想像すると思いますが、生産設備の開発という大きなものづくりもあります。今回、紹介する新工場(第二スナック棟)の建設のようなプロジェクトはそう滅多にありませんが、生産設備の改良や新規導入は珍しくありません。
今回は、そのプロジェクトにも携わった施設部のエンジニアと製造のメンバーが集結。
技術の視点から、東ハトの魅力を語ってもらいました。

設備がないから、つくろう。

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お菓子づくりの新たな拠点を、自分たちでつくる。

まず、東ハトのエンジニア(施設部)の仕事内容を教えてください。

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:施設部では、工場の生産設備の保守・保全を手がけています。製造ラインの改善やメンテナンスだけでなく、新規設備の導入も私たちの仕事です。たとえば、『キャラメルコーン』を増産したいという要望があった際に、どのように生産能力を上げるのかを検討し改善策を考え、具現化します。

  • 生産|O.A

    生産:今回の新工場の建設プロジェクトもきっかけは、フライ製品である『ポテコ』の生産性を上げることが始まりでしたよね。

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:そうですね。最初は生産設備の改良や既存ラインの増強などを検討していましたが、最終的にはもっと大規模な設備が必要との判断から、新工場建設プロジェクトが立ち上がったんだよね。

  • 中堅エンジニア|M.A

    中堅エンジニア:自分は、プロジェクトが立ち上がるタイミングで上司から、「良い機会だから経験した方がいい」と声をかけてもらいました。いずれは新規設備の開発に挑戦したいと思っていたので、チャンスが回ってきたぞと、とてもワクワクしましたね。

  • 生産|O.A

    生産:設備の改良は度々ありますが、ここまで大きなプロジェクトはそうあるものじゃないですからね。私もスナック開発をしていた研究開発時代に製造盤(金型)の開発を手掛けた経験を活かせると考え、楽しみでしたね。

02/04

プロジェクト始動。紆余曲折を経て、新工場が完成。

工場の設計から竣工まで、具体的なプロセスを教えてもらえますか?

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:プロジェクト発足が2020年夏です。まず、解決しなければならない問題がたくさんありました。そのため、計画案の調整にかなり時間がかかりましたね。

  • 生産|O.A

    生産:声はかかったものの、この頃はまだ私もMさん(中堅エンジニア)も直接は関わっておらず、Oさん(熟練エンジニア)が大変な時期でしたよね。

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:そう(笑)。まず、法律面での条件確認。工場立地法などで様々な制限があるため、管轄する行政窓口に直接出向き、条件を確認したかな。実際にはどれくらいの規模の工場が建てられるのか。まずは自分たちで建物の規模と概要を考え決めました。その後、外部の設計事務所にお願いし、正式な設計図を描いてもらいました。

  • 生産|O.A

    生産:実際工事が始まったのは、2020年秋頃でしたよね。

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:新型コロナの問題や建築業界の人手不足も重なり、当初、受けてくれる建築会社がなかなか見つからず苦労したな。竣工時期だけ決まって、一時はもう建てられないんじゃないかと焦ったね。

  • 中堅エンジニア|M.A

    中堅エンジニア:私は無事着工できると決まったタイミングで本格的にプロジェクトに参加しました。

  • 生産|O.A

    生産:どういう製品を、どのくらいつくる工場にするか、能力が決まってからですよね?

  • 中堅エンジニア|M.A

    中堅エンジニア:はい。そこから、どんな生産設備を入れたらよいかという検討が始まりました。つまり、建物の中身です。工場を稼働させるための電気、水、燃料といったユーティリティー設備を担当する建物チームと、実際の菓子製造を担う生産設備チーム。大きく2つのチームに分かれ、私は生産設備のうち包装設備の担当になりました。生産設備でもう一つ大きなものがフライヤーですが、これは別のエンジニアが担当しました。

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:フライヤーはいわゆるスナック菓子を揚げる機械ですね。こちらは新工場の建設が決まる前から、生産能力の向上を模索していました。そこで、新工場には既存のフライヤーではなく、新しい設備をつくることになりました。工場建設と新フライヤーラインの開発を同時進行で動かすことになり、私はその両方を監督していたため、とにかく慌ただしかったですね。

03/04

レイアウトや機器選定、導線の設計まで。
パズルのようにはいかない。

それぞれ、苦労した点はなんでしょうか?

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:建物が出来上がってくると、感動よりはむしろ焦りのほうが大きかったですね。生産設備を決めなければなりませんし、ユーティリティー設備と生産設備を同時進行で入れていくので、施工と搬入の順番をしっかり決めておかないとトラブルになります。壁が先に完成してしまって設備が入らない、ということも起きかねません。スケジュール管理や細かな調整にかなり神経を使いましたね。

  • 中堅エンジニア|M.A

    中堅エンジニア:設備を導入するにあたりポイントは大きく3つありました。1つ目は、どこのエリアで何をするのかレイアウトを決めること。2つ目は、人の作業導線の決定です。そして3つ目が、様々なメーカーの生産設備から、どれを選ぶのかを決めること。もちろん施設部のメンバーだけでは決められませんから、実際に作業にあたる生産のメンバーにもヒアリングし、細かな調整を進めました。

  • 生産|O.A

    生産:正直に言うと、生産設備の設計はもっと簡単だと思っていました。機械を決めたらパズルのように順番に並べていくだけと甘く考えていたのですが、そんなことは全然なくて(笑)。今回の経験で、施設の大変さがわかりました。まあ、確かに既存の生産ラインでさえも、機器を入れ替えたり、部品を変えたりするだけでも味や食感が変わることもあるため、完全に新規で生産ラインをつくり、生産体制を整えることが簡単に行くことはないですよね。

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:導入する機械が決まり、2021年の10月から搬入を開始。まずは各機械のメーカーごとに単体試験を行い、動作確認したんだよね。そこでOKが出てから、第2段階はそれぞれの機械を連動させ、稼働するかを確認。メーカーが全部バラバラで、外部にお願いできないので自分たちで対応しました。ミキサーからフライヤー、パッケージの段ボール運びまで。製造部のメンバーにも入ってもらい一連の流れを確認しました。

  • 中堅エンジニア|M.A

    中堅エンジニア:実際稼働させてからもいろいろと調整が必要でしたね。これまでの作業の様子から「この導線を用意しておけば、スペースも問題ない」と想定していたはずが、「もっと広くしてください」とか「ここを通れるようにしてください」と後から言われることも。図面で見ているのと実際やるのではやっぱり違うんですね。

  • 生産|O.A

    生産:製造としてもどうしても譲れない部分があり、「ここにやっぱり穴を開けてください」と後からお願いしましたからね(笑)。

  • 中堅エンジニア|M.A

    中堅エンジニア:そんなこともありましたね(笑)。

  • 生産|O.A

    生産:また、同時に開発を進めていた新フライヤーラインは既存のタイプと操作方法がまったく異なるため、現場から戸惑いの声もありました。聞き取りをしながら、改善できる部分は直し、同時に作業者に対するオペレーション教育も行いました。新しい機械の操作は覚えてもらえばいいのでそこまで苦労はありませんでしたが、一番大変だったのは品質です。『ポテコ』の“輪っか”形状はスムーズに再現できましたが、食感の合格ラインがなかなか出せず、微調整もかなり難しかったです。機械と原料の両面から調整を重ね、テストもかなり実施しました。

  • 中堅エンジニア|M.A

    中堅エンジニア:本当にいろいろ問題がありました。でも、その都度、メーカーさんと現場の方とコミュニケーションしながら一つひとつ解決していきました。日々の保全業務では、人と協力して解決していくケースはそんなに多くはなく、自分でもあまり得意ではない部分だったので、今回のプロジェクトを通じ成長できたと感じています。

  • 生産|O.A

    生産:設備と人の動きの掛け合わせなのでやはり、パズルのようにはいかないですね。本稼働までは約3ヶ月調整しながら進め、2021年の年末に本稼働できました。新工場は既存ラインの120%まで、生産能力を上げることができました。

04/04

若い人もチャレンジできる確たるベースがある。

改めて、東ハトでエンジニアを目指す魅力は何ですか?

  • 生産|O.A

    生産:東ハトはチャレンジを応援してくれる社風があります。今回のプロジェクトもそうですが、「やりたい」と言えば、若くても挑戦できるのはいいですよね。

  • 中堅エンジニア|M.A

    中堅エンジニア:現在、設備の更新が進んでいます。時代に合った省エネ設備やオートメーション化の対策も今後増えていくと思うので、機械のメンテナンスや改良、設備の保全などに興味がある方も面白いんじゃないでしょうか。施設部は知識と技術力の高い方が多く、しかもそれを惜しげもなく教えてくれます。好きでやる気があれば学べる環境です。今回のプロジェクトで外部のメーカーさんとのやり取りも多かったので、私自身もとても勉強になりました。

  • 生産|O.A

    生産:学びたい意欲のある人にはとてもよい環境ですよね。あと、お菓子業界の機械設備に関しては昔からあまり変化がないため、若い人のアイデアが喜ばれる気がします。

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:たしかに。これまで「このお菓子ならこの機械」というように決まっている部分が多かったけれど、今回新フライヤーラインの開発を通じ新しいものづくりが成功し、これからの可能性が広がったように感じるね。食品業界は安心安全が第一で、とりわけ設備に関しては、最先端技術を生み出すよりは、世の中で確立した技術や知識を使った工夫が求められるから、大学で機械を専門に学んでいなくても徐々に技術を覚えていける環境だと思いますね。

  • 生産|O.A

    生産:逆に専門で先端技術を研究してきた方が、その新しい技術をどのようにお菓子づくりや設備作りに組み込むかを提案できる余地もありますよね。

  • 熟練エンジニア|O.T

    熟練エンジニア:そうだね。まずは興味を持つことが一番。東ハトには機械、電気、建築、土木とそれぞれ理工出身の方も多いけれど、設備の担当者の中には文系出身の方もいるしね。東ハトは前向きな方をしっかり支援する土壌もあるので、意欲さえあれば大丈夫だと思います。お菓子開発はもちろん、幅広いものづくりを一緒に、新しい挑戦を皆さんと出来たらうれしいね。

第2スナック棟概要

  • 所在地
    埼玉県入間郡三芳町上富1332 東ハト関東工場内
  • 規模
    建築面積:1,900.51㎡/延床面積:5,306.49㎡
  • 構造
    鉄骨造り
  • 階層
    地上4階
  • 主要生産品目
    ポテコ、なげわ、暴君ハバネロ、あみじゃがなどフライ製品
  • 総工費
    約30億円
第2スナック棟概要